長野・佐久の中3死亡事故:中3ひき逃げ、逆転有罪 最高裁判決 「直ちに救護必要」

長野・佐久の中3死亡事故

毎日新聞 2025/2/8 東京朝刊 有料記事 1258文字

長野県佐久市の市道で2015年、中学3年の和田樹生さん(当時15歳)を乗用車ではね、直ちに救護しなかったとして道路交通法違反(ひき逃げ)に問われた池田忠正被告(52)の上告審で、最高裁第2小法廷(岡村和美裁判長)は7日、無罪とした2審・東京高裁判決(23年9月)を破棄する逆転有罪判決を言い渡した。

懲役6月の実刑とした1審・長野地裁判決(22年11月)が確定する。裁判官4人全員一致の意見。

判決によると、池田被告は飲酒した上で車を運転し、15年3月23日午後10時ごろ、横断歩道を渡っていた和田さんを約44メートル先まではね飛ばし、死亡させた。和田さんを捜したが発見できず、飲酒の発覚を恐れて約50メートル先のコンビニエンスストアで口臭防止用品を購入。再び現場付近へ戻って和田さんを見つけ、人工呼吸をした。

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