森永乳業(東京都港区)は10日、ロングセラーアイス「ビエネッタ」の販売を3月31日で終了すると発表した。
同社はHPに「ビエネッタ 販売終了のお知らせ」を掲載。オランダ「ユニリーバ」社とのライセンス契約の終了により「2025年3月31日をもって販売を終了する」と明かし、「40年以上にわたりご愛顧いただき、まことにありがとうございました」と感謝をつづった。
「ビエネッタ」は1983年9月に販売を開始したケーキタイプのアイス。幾重にも重なった繊細な層の食感が好まれ、長く愛されてきた。販売中の「ビエネッタ バニラ」「同ティラミス」「同カップ バニラ」の3種はいずれも3月31日をもって販売を終了する。
「ビエネッタ」はそのゴージャスな見た目から、日本でもあこがれのアイスとして人気が高い。子どものころの「いつかはビエネッタ1本食い」という夢を大人になってからかなえる人も多く、X(旧ツイッター)では「小学生の時に憧れたあのビエネッタ」「これほんと思い出の味」「え、クリスマスはいつもビエネッタだったんだけど」「チョコを切る時のザクザクパリパリいう音が好き」「ビエネッタ食べてる奴はいい家の子」「今年いちばんショックなニュース」「ビエネッタどこにもなーい」と動揺が広がった。