NHK「サラメシ」、14年の歴史に幕 「ワルイコあつまれ」も終了

宮田裕介

NHK放送センター=東京都渋谷区

NHKの人気番組「サラメシ」(木曜午後8時15分、関西地方を除く)のレギュラー放送が、新年度の番組改編に伴い、今年度末で終了する。同局が12日、発表した。俳優の中井貴一さんの軽妙なナレーションで知られた、この番組は2011年に始まり、14年続いた。

コンセプトは「ランチをのぞけば、人生が見えてくる」。様々な職種の昼食や社員食堂、亡き著名人の愛したランチなどを取り上げ、秘められたこだわりやエピソードを紹介してきた。山名啓雄メディア総局長は終了の理由について、「14年にわたって楽しんでいただいたが、今回、区切りをつけた」と話した。

また、Eテレの番組「バリバラ」(木曜午後8時)が3月に放送終了することに伴い、後継には、多様な視点で「問い」を探求するというコンセプトの番組「toi(トイ)-toi(トイ)」を放送すると、同局が明らかにした。山名総局長は「様々な生きづらさを抱えた当事者を取り上げる。そういった人(障害者)たちの声を伝える番組をやめるのではなくて、継承していくつもり」と語った。

新しい地図」の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人を起用した教育バラエティー「ワルイコあつまれ」(火曜午後11時)も3月で終了することが、この日、発表された。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人

宮田裕介

文化部|メディア担当

フォロー

専門・関心分野

メディア、放送行政、NHK

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *