EVIL(中央)はゲイブ・キッド(手前)に向けて「ウォードッグスはバレット・クラブから追放だ」と宣言した(C)新日本プロレス
<新日本プロレス:大阪大会>◇11日◇エディオンアリーナ大阪
1月12日の米サンノゼ大会以来、姿をくらましていたハウス・オブ・トーチャー(HOT)の首領EVILが大阪大会に姿を現した。
第8試合で行われたIWGP GLOBALヘビー級王座戦で王者・辻陽太と挑戦者ゲイブ・キッドが両者KOで引き分け、辻が2度目の防衛に成功した後だった。HOTの高橋裕二郎、SHO、金丸義信、成田蓮が乱入。辻をボコボコにリンチした。
そして場内が暗転し、真っ黒なTシャツ姿のEVILがディック東郷を引きつれて入場。EVILは成田から改良型プッシュアップバーを取り上げ、放り投げた。そして倒れている辻の手を握って起こすと「まさか」と場内にどよめきが起こった。しかし次の瞬間、EVILは自らの名を冠した必殺技EVIL(変形大外刈)を辻に見舞って完全KOした。
HOTがゲイブもリンチすると、EVILがマイクで「オイ、辻! 辻、オマエ、助けてもらえると思ったか? 残念だったな! ハッハッハッ!」と高笑い。そして「それからよ、ゲイブちゃん! オマエにひと言、言いに来たんだよ。邪魔なんだよ、オマエみたいなクズはよ! いいか、フィンレーにも言っとけよ! 今日かぎりで、オマエらBCウォードッグスはバレット・クラブ追放だ、コノヤロー! こんなよ、クソ会社にコビ売ってる連中はよ、バレット・クラブにはいらねんだよ、コノヤロー! わかったか、よく、覚えとけ~!!」と宣言した。
もともとウォードッグスもHOTもバレット・クラブ内のユニットだったが、ここにきて全面戦争に発展する流れとなった。